塗工液によっては、乾燥が早く塗工後定盤から基材を取り 去り、乾燥炉もしくはホットプレートに持込む間にも風紋が発生し良好な塗工サンプルが採取出来ない場合がある。
その場合、風の影響を受けない環境下で定盤の上に置いたままにしておき表面乾燥が進むまで待つか、右図のように強制乾燥させてしまうしかない。
しかし、定盤の上に吸着状態で置いて置くと、シーリングがうまく出来ていればよいが、少しでも隙間が出来ていると、 吸着定盤から吸い込むエアー流路が出き乾燥に影響する、吸着エアーを解除しても基材によっては、定盤と接触している部分と浮き上がっている部分が出来やはり乾燥むらが発生する。
本装置はそのような、問題を解決するために、塗工後塗工幅に対して均一な整流を当て、即排気回収する装置とした。これにより、乾燥に寄与した熱風は塗工面に漂うこと無く熱風の流れを妨げず良好な乾燥が出来ることになります。