‘塗工液’ カテゴリーのアーカイブ

超音波霧化粒子塗工チャンバー

2014年6月19日 木曜日

1.貯液内に内蔵した超音波装置により塗工液を霧化させます。液の分散状態のより

大きな粒子、重たい粒子は霧化されません。

2.霧化された粒子径は0.1〜4μぐらいですが、粒子同士の衝突、結合により大きな

粒子も発生しますのでメッシュの異なるフィルターにより、分級されます。

3.通過した超微粒子群はある程度蓄積させた後、ある高さのゲートをオーバーフロー

します。

4.押出された超微粒子群は数mm幅のスリット部を通過することにより層流状態を保ち、

厚い超微粒子のカーテン状態のまま落下していきます。

5.落下した超微粒子群は、速度、停止時間、往復回数が可変可能な吸着定盤で吸着された

基材の上に堆積していきます。

6.チャンバー内は微圧状態にしてあるので、堆積しなかた余分な超微粒子群は落下した

反対側のスリット部より上昇し液化トラップで液化され貯液部に回収されます。排気

のみは排出されます。

7.超微粒子の流路の壁には微小のエアー被膜を形成させているいるので、付着したり、

結露したりすることはありません。

下写真はNew卓ダイに搭載した時のものです。これにより、New卓ダイはスリットダイ塗工も霧化塗工も

兼用可能になりました。

超音波霧化、薄膜塗工、カーテン塗工、微粒子塗工

超音波霧化、薄膜塗工、カーテン塗工、微粒子塗工

ダイコーターリップデザイン

2014年6月13日 金曜日

ダイデザインはざっと上げただけでも上記の通りあります。最近の塗工液は脱溶剤傾向にあるなか、水系、強酸性、高表面張力、チキソ性、導電性の塗工液が増えています。従い、塗工テストをしながら塗工液に合わせたダイデザインが必要になります。さらに再凝集し易い、沈殿し易い、平均粒子径が定まらない、溶媒の気化が早い等のいずれかの問題をかかえています。                                                      従来の大気解放塗工方式である、メイヤーバー、コンマ・ナイフ、小径グラビア、スクリーン、スピン、スプレイ等の方式ではうまく塗工出来ず、スリットダイコーター方式を頼りにテスト塗工に来られる方が増えています。                                        当然スリットダイ方式が万能であるはずがないわけで、塗工液の改善もお願いもしますが、 ダイコーター側も少しでも塗工し易いようなダイを塗工テスト結果をみながらデザインします。                                       上記ダイリップ図は小生が知る限りのデザインであり、世の中にはもっと変型なダイがあり、  My-Dieをお持ちの会社もあります。                                  果たして、貴社の新しい塗工液はどのダイリップに適合するのか今後の塗工技術蓄積及び 社内の技術継承の為確認しておくべきと思います。                             しかし、300,400,500mm幅のテストコーターですと、ダイヘッド相場価格幅100mm(100万円)とすると、いくらお金があっても間に合いません。                    当社のダイ幅は標準100mmなので、色々なデザインに変更、修正が可能で、結果もすぐに  わかリます。貴社専用の「My-Die」作りに是非ご協力させていただきたいと思います。   あと、2層同時塗工ダイですが、これは1層よりもさらに、液のレオロジーに影響にされ易く 、写真感光材での塗工文献しかありません。 今後まだ研究されねばならない面白い技術かと思います。

間欠液供給装置

2012年4月28日 土曜日

New卓ダイは、研究開発用テストコーターとして高価な塗工液の使用量が極端に少ないことが大きな特徴のひとつになっています。従い、多品種小ロットであれば貴重な塗工液をかなりセーブ出来ます。しかし、下図の通り、満タンに充填した塗工液もピストンで最下点まで押し出されたらそれで終わってしまいます。                                一方、液替え・洗浄・ダイ再組立無しでもっと多くの塗工液を塗りたいという要望もあります。 そこで、ピストン中央部に貫通穴を設け手動コックを介しタンクにつなげました。ピストンが最下点まで降りて液が無くなったら、コックを「開」にしピストンを上昇させるとタンク内の液は自重と吸引力に寄り、貯液部A部に充填されていきます。当然これを自動化することも出来ます。

装置間欠液供給

ダイ塗工における縦筋発生とその対策

2012年4月13日 金曜日

On-RollにしてもOn-Tableにしてもダイ塗工方式の場合は、どうしてもライン方向に縦筋が発生する傾向にあります。これはダイ塗工の最大の欠点と思われる方がおられますがそうではありません。                                                  過去13年間の800回以上の塗工テストにより、縦筋発生のメカニズムには下記のようにそれぞれ原因があることがわかりました。これらを丹念に対策を講じてゆけば、縦筋は発生しなくなります。

縦筋の対策と原因

ダイ洗浄方法

2011年12月11日 日曜日

スリットダイコーターでの塗工の場合塗工液の変更及び塗工終了時にはダイセットを洗浄しなければなりません。 あまり時間をかけたくない仕事です。しかし、New卓ダイの場合、タンク、配管、ポンプが無いので、ダイセット3ピースとプランジャー板のみの洗浄で済みます。洗浄性の良い塗工液であれば上図①のように、洗浄液を上から入れ3~4回板型プランジャーで押し出すとほほ内部はきれいになります。                         異なる塗工液を投入する場合は、前の液と反応する可能性がある為、もっときれいに洗浄する必要があります。その場合は、図②のように、ダイセットボルトを上4本、手前4本を外すとダイB部のみ手前に取りだせます。これで、ダイ内部は上から下まで貫通しますので、洗浄治具を使用し存分洗浄出来ます。                                       それでも、ご不満の方はダイCも外して洗浄して下さい。                           貯液部A部を取り外さない限り、定盤との平行度及びGapは変わりません。従い、液交換は15分程度で済みます。                                           こんな洗浄時間の少ないスリットダイコーターは他にありません。

On-Rollテストコーター

2011年11月28日 月曜日

Roll-To-Rollコーター 今回のご案内はOn-Rollテストコーターです。 New卓上ダイコーターは平盤のみならず、 On-Rollにも対応出来ます。上図のように、One-Roll,Two-Rolls,Roll-To-Rollの3種類の機種があります。                                            One-Rollは塗工長さMax.1000mm、Two-Rollは3m,Roll-To-RollはWet塗工厚みにもよりますが、塗工長さ20~100mまで塗工可能です。 さらに、小生産したい場合は半自動給液装置によりいくらでも塗工が可能です。 そして、設備としてはOne-RollからRoll- To-Rollまで段階的にVersionn-Upが出来ます。                         乾燥機については、塗工液の内容、塗工量、ライン速度等により、乾燥方式乾燥ゾーン数、温度、風速等をシュミレーションにより設計します。

狭幅且つストライプ塗工

2011年10月13日 木曜日

今回は「New卓上ダイコーター」のストライプ塗工について説明します。この技術はもう既に40年以上前からロール塗工タイプでも実績のあるものです。下図のように2mm幅塗工の為の流路をダイ内面に事前に作っておいてあげることにより、各塗工幅の塗工厚みを揃えてやることが出来ます。吐出幅2mmのダイヘッド がたくさん付いているのと同じになります。                                    その右の図は左右の塗工位置が離れているので、押し出しプランジャーをそれぞれ2本設けたものです。このような塗工技術は、小型・狭幅の「New卓ダイ」が故に低コスト、短納期で可能となります。 因みに、各スリット幅の研磨精度は±1μで製作します。